
- 雪渓と険しい道を乗り越えて 立山奥地の氷河を見に行こう
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日本三大雪渓の一つ、剱沢雪渓を超えて、日本初の氷河・三ノ窓雪渓と小窓雪渓と出会うコース。室堂から宿となる剱澤小屋を経て、剱沢雪渓へ。しっかりアイゼンを装備しよう。剱岳の裾岩を眺めながら渡る広大な雪渓は、開放感でいっぱい。しかも谷合から涼しい風まで吹いてくる。そして、クライマックスの仙人新道へ。二俣吊橋を渡ると、早くも遠くに三ノ窓雪渓が見え始める。しかし、新道の樹林帯に入ると眺望はなくなる。ここが我慢のしどころだ。次第に視野が開けてきたと思った途端、最高のビューポイントが突然現れる。仙人新道中ほどにあるベンチは、雪渓と裏剱岳がまるごと望める限定ポイントだ。ここから仙人峠までは小窓雪渓を眺めながら進む。宿の仙人池ヒュッテでは、実はもう一つのお楽しみが待っている。仙人池に映る絶景の「逆さ剱」。ここまで歩いた者だけが味わえる最高の景色だ。帰りは同じルートを戻る。