5/28-29 オープンしたばかりの薬師岳へ(3)
薬師岳へ行った日から随分経過してしました。これで最終日です。とっても素晴らしい景色でした。
5/29 2日目の朝 「おはようございます。薬師岳」
太郎平小屋の前から。
昨日から一緒に過ごした皆さんと薬師岳の頂上を目指します。
こちらは太郎平小屋チーフの河野さん。スキー板を背負っています。
20分程行くと、薬師峠キャンプ場
キャンプ場からは沢沿いの登山道に入ります。
雪渓が残り、8時頃で丸石の上は凍っていました。
薬師平は雪原です。踏み跡を見失わないように歩いて行きます。
夏道も出ていますが、まっすぐ歩ける雪渓のほうがここは楽ちん。
太陽が高くなると雪も柔らかくなっていました。
「巻雲」山の空は様々、見ていてとても面白い。
でも面白い雲ほど、お天気に注目… 天気が崩れてくる予兆でもあります。
雪のない薬師岳山荘を横目にここかは夏道を歩いていきます。
スキーやテレマークの方は雪の上を登っていきます。
石がゴロゴロ。気持ちの良い稜線歩きです。
傾斜を登りきると慰霊塔と避難小屋。折立にあった慰霊碑を同じ。
大学生たちが命を落としたのはこの辺りから四方へ様々だったとか。
二度とこのような惨事にならぬように、と思いが込められています。
到着。出発からコースタイムは約3時間。薬師岳山頂2,926m
「乗鞍岳」や「槍ヶ岳」もよく見えます。「富士山」も肉眼で確認できました。
山頂から見る「赤牛岳」
「北薬師岳」、「五色ヶ原」「立山」「剱岳」隅々まで一望です。
「金作谷」滑走。急で狭いところを強者3名が向かいます。
私には真似できません。
微かに彩雲。タイミング間に合わず。
今回、2日間を共に過ごさせて頂いた皆さん。山頂にて。
今回お世話になった太郎平小屋のスタッフの皆さま、本当に楽しい時間をありがとうございました。
最近はテントブームなのか。ハイシーズンのテント場は、人で溢れかえっています。私もその一人ですけれど。 (あまり余裕がないもので…もっと「歩いて『泊まって』魅力発見!」といきたいところ)
久しぶりに小屋泊まりをしました。やはり小屋は良いものですね。
小屋では、人の暖かさを感じました。つながりを感じました。
山を歩いているとたくさんの人と山でお会いします。
小屋に入れば同じ時を過ごす時間が長いので会話も弾みます。
山でお別れするときは寂しいです。でも、「またどこかの山で会いましょう」
いつだか、この言葉を聞いた時はよいフレーズだなと思いました。それから私も使っています。
山の中を歩き、挨拶を交わすと「あーこの間の!」これがよくあるのです。
再会すると嬉しいものです。一期一会のお別れは寂しくありません。
こうして山の知り合いがどんどんと増えていくのも山の面白さだなと感じます。
では、山頂から一気に下山!! 気持ち良い〜〜〜!!
頂上から太郎平小屋までのコースタイムは約2時間10分
太郎平小屋から折立まで約3時間
帰り道。緩んだ雪の上はロシアンルーレット。スノーブリッジになっています。
そこらで「ぎゃー」、「わーっ」っと叫び声。上から見ていてもわかりません。ズボッと踏み抜いて片足が落ちます。
人のことを笑っていると「わぁぁぁっ」
用意したアイゼンやピッケルの出番はありませんでしたが、
朝方のシマッた雪にはアイゼンつけてもよいくらい。傾斜もある硬い雪でした。
雪渓部で所々でつけたり、外したり。面倒ではありますが、そこは十分にご判断を。
今はもうだいぶ解けているかもしれませんね。
アイゼンや、ピッケル、山の装備がレンタルができるショップ「Ta-Bo」(ターボー)の紹介。
立山駅構内にあります。雨具やキャンプ用品、スノーブーツもなんでも揃います!すごい!
サイトページ→こちら★
身を守る道具は自分のものを用意した方がよいとは思います。
でも一度に揃えると、山道具は金額も高くて正直大変…
レンタルは体験や、使う頻度も少ない方にとってアリだと思います!
ガイドの方や経験者の方と一緒に行動し、使い方を教わりながらレベルアップしていく。
どんどん山の世界が広がっていきますね!
必要に応じて順番に揃えていくと良いと思います。
私も苦しい現実。山道具は消耗品ですからね…今シーズン、すでにta-taは我慢の年が始まっています。
去年8年ぶりに雨具を新調!放置しすぎました。ゴア効力なんて無いに等しかったかも…
しかし!雨具は以前よりもコンパクトになり、現代の軽量化技術にta-taは物凄く感動しました!!
今年はブーツソールを張り替えました!「歩こう立山」を期に新調した登山靴。4年目にしてようやく(涙)
グリップ良くなり足元ルンルン♬ 安心・快適です!
実は昨年の初雪の立山へ滑りに行った際、道具の一部が壊れるという事件発生。劣化でした。応急処置で事無きを得たのですが…これを期にスキー板も7年ぶりぐらい(?)に新調。
今年の春山は新品です。シールもよく効き、なんと素晴らしい安心感なのでしょうか。
道具って大事です。改めて実感しました。
皆様、人のことを全く言えないta-taですが、道具の管理は十分にお気をつけくださいませ。