7/3-4 朝日小屋を目指した1日目
2016/08/09【立山だけじゃない!ー富山の百山ー】
小川温泉元湯に車を停めます。(駐車場については小川温泉元湯の方に聞いたほうが確実です。説明しにくい場所でしたので)
そこから北又林道へは自家用車では入れないので、タクシーを使って北又ダム(北又小屋)へ向かいます。
「北又小屋」
タクシーではここまで。林道の開通に合わせて小屋を開かれるので、まだ準備中でした。
北又小屋には朝日岳へ向かう前泊に利用されたり、また釣り愛好者の憩いの場にもなっているそうです。
小屋から北又ダムへ続く階段を降りていくと赤い吊橋。いい揺れ具合です。
この日は開山式に向けて草刈り中。
全て地元の方々によるボランティアなのだそうです。ありがたや、ありがたや。
この日は梅雨真っ盛り、これでもかと雨が降っていました。
急登が続きます。
まずはイブリ山を登って行きます。イブリ山山頂まで標柱が刻まれています。
まずは北又小屋が見える1合目。
3合目。やまない雨はカメラのレンズを濡らし自然フォーカスしています。
一眼カメラを出せるような状況ではありませんでした。今回は完全防水のデジカメちゃんが大活躍!
樹林帯では雨もしのげるかと思いきや、想像越える土砂降り。
唯一しのげたのは、葉っぱの大きな朴の木の下だけ…
山の中では強い風が吹き荒れ、互いの会話も聞こえないほど。木々の中で強風から守られていました。
広場になっている5合目。広場から案内板を目印にそれると、水場があります。
まーひどい雨。笑いが止まりません。壊れたってやつです。
大きなチェンソーを片手に爽やか笑顔の男性に会いました。登山道を塞いでいる倒木を切りに来られたのだとか。
危険を伴う整備。登山者が安全に登れるのも本当にこのような方々のおかげです。
降り続く雨。もはや登山道は川でした。
10合目、イブリ山頂上。なーんにも見えません。
ここからは大きな木々もなくなります。濡れた体はすぐに冷えます。
雨具は防寒のため。脱げません。じっとしていると寒いので休憩もそこそこにすぐ出発。
イブリ山を越えると岩場に鎖がでてきます。稜線歩きを経て、夕日ヶ原へ。
ちらほらとお花がでてきます。足下にはチングルマが咲き始めていました。
夕日ヶ原は、お花畑になるそうです。
7月の頭ではまだお花は少なかったようです。それでも小さなチングルマや、イワカガミ、
イワイチョウなどチラホラと見られました。
しかしこの濃霧。友人の姿もうっすら…
濃い霧の中、黙々と歩き続け、うっすらと見える視界に突然大きな建物が目の前に。
朝日小屋に到着です。
雨で全身ずぶ濡れ状態。ようやくたどり着いた朝日岳小屋では、暖かいお迎えに涙がでそう。
この日は雨具がなんの為にあるのか、とっても大事なことを思い出した山行でした。