薬師岳縦走+α お山は危険と隣合わせ
2013/08/20【ta-taのつぶやき, 2013年】
今回、太郎平小屋で耳にした驚きの出来事。
私なんかが伝えるなんておこがましいですが、
改めて気づかされ、知ってもらいたいと思いました。
私の言葉ですが、お伝えします。
太郎平小屋はこの繁忙期、常駐されている山岳警備隊の方、医学生を率いた医療班がおられます。
太郎平小屋に揃う豪勢で強力なスタッフの皆様^^
訪れた11日の小屋は、何やら警備隊や医療班、スタッフまでも慌ただしい状況。
双六での落石事故で手を負傷し、ヘリ搬送。
太郎平から薬師沢への下りで転倒による怪我。この方は自力で太郎平小屋に戻り、骨折の診断、翌日ヘリ搬送。
熱中症、脱水症状により救護室に運ばれる方。脚部の痙攣、額の挫傷。
今回実際に私も、北薬師付近で頭に血がにじみ包帯を巻いている方に出会いました。
もし、何か起きた時、下界と違って数分で救急車が来る事はありません。それが、お山。
最近の兆候で水分の持つ量が少ない方が多いよう。
まだまだ暑い日が続く夏山。折立~太郎平までの道のりは森林限界を越えると炎天下の中、歩かねばなりません。
アルペンルートの称名滝周辺からの大日岳、八郎坂、美女平から弥陀ヶ原など。
いくら風が涼しくても太陽の下で、水分不足は体力の消耗、命取りです。余裕持って水分の確保、そして必ずコース内の水場を確認しておく事が大切です。
行動計画をしっかり立てる事。コースタイムを確認し、
「どこに行く、いつ帰る」を身内なりに伝えておく。
登山届を提出する。
自分の行動に責任をもつと言う事です。
富山県警察 登山届について
パーティー(グループ)は全員の目的意識が明確で同じである事。
目的がバラバラであれば、それだけ問題が起きやすく、危険リスクが増えます。
「諦める」選択。
どんなに休みが限られていても、どんなに天候がベストでも、
体調の異変、天候の異変。
安全、かつ楽しい山登りをする為にも「諦める」と言う選択肢を持つ事が必要です。
事故や、遭難。山歩きには必ず側に潜んでいます。
少しでもその危険リスクを減らす。
笑顔でお家に帰ること。
改めてこれからの山に対して身が引き締まりました。
山に入るようになって気づく事があります。
下界では目線を下げ、目を合わせず通り過ぎる。どこか寂しい光景。
でも山の中では笑顔で挨拶をかわす。こんなに気持ちのいい事はありません。
漫画の「岳」の中にこんな話しがありました。(勝手に私が納得したものですが。。)
登山者がお互いを気遣って歩いている。
電波もなく、連絡がすぐ取れなかったりするお山では、人繋がりの情報が頼りです。
何かあった時のネットワークです。
これは顔をみて挨拶し、相手を認識しているから、「どこどこで、どんな人に会った」と覚えていたりするのです。
話しは少し変わり、、太郎平小屋にGパト!!ここにも———^^!!!
いつもお山はキレイだな〜と思っていても、けっこう大きなゴミもあるそうで、この時点で扇子が落ちていたりと、
私も驚くゴミが。
お山では、山を楽しみに登る皆さんを温かく、時には厳しい目で見守っておられる方々がおられます。
今回の旅で小屋の方々や、山の中で出会った方々。
本当に楽しい時間を過ごさせて頂き、ありがとうございました。
そして、お山にも感謝。
またどこかで会える日を楽しみにしています!!
(って本当に山の中で再会できますからね!!笑 今回2名の方と再会できました!ビックリ!笑