より安全に立山を楽しむために
登山・トレッキング お役立ち情報サイト
※2013年7月に取材した内容です。
より安全に立山を楽しむために
短時間で標高2450mの室堂まで上がるので、低い気圧に体が慣れていません。室堂での気圧は富山市街の3/4、つまり、酸素量が平地より少ないのです。室堂に着いたら、しばらくは休憩や軽く散策するなどして体を慣らし、高山病予防に努めましょう。
春の4月、5月でも天候によっては気温が氷点下になりますので、冬山用の衣服や装備が必要です。
一方、夏は涼しいですが熱中症や日射病になりやすいので、長袖の衣類や帽子で直射日光を避け、こまめに水分補給を行いましょう。
紅葉の頃の登山も楽しみですが、気温が急激に下がることも多いので、10月、11月には冬山用の衣服や装備が必要になります。
近年は、中高年登山者の遭難が増えています。体力不足からくる疲労が原因の一つに挙げられますが心筋梗塞や脳梗塞といったケースもあります。立山は短時間で高山気分を味わえることが大きな魅力ですが、自分の体力や健康状態が平地と同じではないということを忘れずに楽しんでください。
また、事前のトレーニングや健康管理もしっかりと行ってください。