安全とマナー
登山の装備と服装について

行動着
行動着 1リュック 2帽子 3サングラス 4靴下 5靴
行動着 6ヘッドライト 7登山杖・トレッキングポール
防寒着
防寒着 防寒着 手袋
リュック(ザック)

日帰りで20L前後、山小屋宿泊で30〜45Lが目安。
なるべくお店に行って直接選んでください。
わからない方はお店の方に聞いて行程や希望を伝え、選んでもらいましょう。きっと素晴らしい山のパートナーを選んでくれるはずです。
登山靴もお店に行って選ぶのがベスト。履いたり身につけないとわかりません。体や足の形も人それぞれです。
今回立山を紹介する中で長くて3泊4日の行程があります。長時間の山行程をいかに体に負担なく楽しめるか、体に合った道具を選ぶ事も大切です。

帽子

紫外線が強いので必須。
風に飛ばされないような工夫も。

サングラス

紫外線は下界よりも強い!目も日焼けをします。炎症を起こすと、目に針が刺さるような激痛に襲われます。
特に残雪時は、雪の反射もあるのでサングラスは必須です。守ってあげましょう!

靴下

足の裏の衝撃軽減の為に厚手のもの、靴の大きさに合わせて2枚重ねるなどして調節を。踵が動かないことが目安。

運動靴以上、しっかりと靴紐が締まるもの。靴底にある程度厚み、凹凸のあるもの。
クロックス論外。革靴ありえない。ハイヒール。。頂上だけで履き替え記念撮影はありかも?
捻挫しないでね。

ヘッドライト

両手があく、頭につけられる物が望ましい。
発電機の小屋泊まりの時、明かりは微々。トイレに行きたくても「怖い〜見えない〜」になります。
暗がりに出発するご来光登山足元を照らします。行動中、もしも日が暮れてしまったら!の為にも絶対に必要です。
ちゃんと出発前につくのか確認を。現地でつかなきゃ意味なし!予備電池の用意も。

登山杖・トレッキングポール

あると便利。歩行での負担を軽減してくれます。
いろいろな種類があるので目的にあったものを。

防寒着

標高100m上がると、気温は0.6℃下がる。下界と2,450mの室堂とは気温がおよそ15℃低くなります。
そして、風速1mで体感温は1℃下がる!「室堂では風はなかった。でも稜線にでたら風が強い!」そう思っておいてください。
少し厚手のフリースや、ジャケット、ダウン等1枚あると良い。(羽毛ダウンは濡れると使えなくなるので注意)
防寒対策は必須。手袋をするだけでも体温あげる効果あり!
雨具と合わせるなどすれば防風対策になります。

手袋

日焼け、ケガ防止、体温調節(つけるだけで体温1℃上昇)

リュック(ザック)の中の持ち物

雨具

まず一番身近な遭難は低体温症。体が震え、動けなくなります。夏でも雨が降ると気温5℃前後。体が濡れるって事がまず危険。
遭難を未然に防ぐ為にも。1カッパ2にカッパ。
変わりやすいのは女心と山の空。男も?自分の事は自分で守る!!!
上下別々のものでゴアテックス素材のものをお勧めします。
※立山は風が強いので傘だと飛ばされます。手が塞がるのは危険だよ。

ザックカバー

ザックの中身を雨から守ります。カバーだけでは守りきれないので、濡れてはいけないものは各々濡れない工夫を。万能なのはジップローック!

着替え

長い行程の中で雨で濡れてしまった場合などの為にインナーの予備を持っていく事をオススメします。小屋泊まりでも、荷物の軽量のため毎日の着替えはその人次第ですが、長袖のシャツは夜冷える小屋の中で防寒になるので、あると重宝します。

時計

ちゃんと日本の時刻に合わせてね。

地図

イラストマップじゃ使えないよ。等高線が入った山地図を購入しよう。
読み方の勉強も必要。

身分証明書

ちゃんと確かなものを。身分を偽っては行けませんよ。
緊急連絡先を書いたものも持って行くといざという時、安心。

通信機・携帯電話

圏外になりやすい山の中では電池の消耗が激しい。
いざという時に使えないでは大問題!
予備のバッテリーを用意するか、必要以外電源を切るなど対策を。
愛する相手への連絡は手短に。山行中の連絡はないほうが安心なのだと理解していただきましょう。命のほうが大切です。

水分

登山に必要な水分量は【自重(体重+リュック)×5×行動時間】と言われています。
例)雄山登山の場合、60kgの体重で6kgのリュック、コースタイムは
5時間。
(60+6)×5×=1,650 およそ1.7リットルの水が必要になります。
また、汗と一緒に体に失う栄養素を補う為にもスポーツドリンクも一緒に持つといいですね!
水は、怪我をした時に傷口を洗い流すなどにも使われるので、余裕を持って装備しましょう。コース上の水場、購入できるポイントを確認しておく事も必要ですね。

行動食

手軽に食べれて、高カロリーのもの。
山を歩くために必要とされるエネルギーは、水分の計算と同じで、
【自重(体重+リュック)×5×行動時間】
上記と同じ例にすると、(60+6)×5×5= 1,650kcal!!
山にひそむ危険はバテる事。集中力、判断力が鈍り転倒などの事故につながります。
休憩の目安は30〜1時間に1度。小まめに食べてエネルギーを補いましょう。
行動食は基本的に、自分の好きなもの。下界で我慢してきた物を存分に食べる!
生ケーキはおすすめできませんが(腐...

行動に合わせたお昼ご飯など

お昼の時間帯に合わせ山小屋でお昼を出しているところもあるので確認を。時間関係なくカップ麺の販売をしている所もあります。
箸など小物は自分のものを用意しましょう。自分で持っていくなら、腐らないよう工夫を。

汗拭きタオル

短い行程ならタオルでもよいが、速乾性のよいもの。
私的には手拭いが万能。
薄いし、すぐ乾く。大きさがあるのでなんにでも使える。
立山も秘湯の多い場所。山の奥地にある秘湯に入るのも、山を歩く楽しみの一つですね。

常備薬

まずは痛み止め。山の中で突然痛みに襲われたら、辛すぎます。しかし、高山病の恐れもあるので無理は絶対にしないで、下山の判断を。やむ終えず救助を要請した場合、救急車なみの早さはありません。時間がかかることを前提に。
その他に、風邪薬などなど。絆創膏やテーピングもあるといいですね。応急処置ができるように。

日焼け止め

立山での直射日光は火傷並み!曇りでも関係なし!
日焼けは体力を奪います。できるだけ露出は少なくしましょう。怪我防止にもつながります。

カメラ

2度とない あなたがその時 見る景色。

虫除けスプレー

高山にはいませんが、美女平に近づくと吸血鬼が生息。
富山での呼名はブヨ(他ではブユ、ブト)、オロロ(他ではウルル。アブの小型版)、大きいアブ。基本、キレイな清流の場にしかいない。梅雨〜お盆の頃にかけてと短い命。。しかし、刺されると大変。免疫がないと大きく腫れあがり、痛みとかゆみに襲われます。刺されたら、すぐに水で洗い流すと効果的。

筆記用具

何を残すかあなた次第。

お金(宿泊費用以外)

山小屋で食べるカレーはなぜかうまい!
山のビールなんて格別!
山小屋では現金しか扱っていない所がほとんどなので注意。

アイゼン(特別装備)

固い雪渓の上を歩く場合に使用する、登山靴の底に付ける爪の付いた金具。
立山を歩く中で、雪渓の上を歩く箇所が存在します。
中、上級コースの雪渓を一人で歩くことはおすすめしません。
必ずガイドの方と一緒にアイゼンの使用法を教わりながら歩く事をおすすめします。

TOP