安全とマナー
知っておくと便利 登山用語集

立山の登山用語集

低山帯、山地帯

立山駅〜弘法平(海抜700〜1700m)樹林帯

亜高山帯

弘法平〜室堂周辺(海抜1700〜2500m)
低木が多く、森林限界となる。

高山帯

室堂周辺〜雄山(海抜2500m〜)
小さな植物、高山植物

Point
立山の7〜8月は花の宝庫!標高ごとに季節も変化していくので、咲く植物の種類が豊富です。
花の種類は室堂平だけで約150種!

ラムサール条約

世界の国々が協力し合い湿地という豊かな自然環境を守ることを目的に1971年に制定された条約。
2012年、日本一高い湿地帯として立山弥陀ヶ原・大日平が登録された。

地塘

湿地帯の象徴。小さな池。
水草が枯れて泥炭となり堆積し、水はけが悪く、その箇所に水が溜まる現象。
地塘は栄養豊富で多くの生物が生育し、地塘をベースに動植物が豊かな生態系を作っている。弥陀ヶ原では「ガキ田」と呼ばれる。

立山氷河

剱岳の「三ノ窓氷河」「小窓氷河」、雄山東側の「御前沢氷河」の3つ。
2012年に国内で初めて認定された氷河であり、世界で最も南限に位置する。

氷河

万年雪が長い年月をかけて、重力や雪の重さによって圧縮。山肌を削りながら押し出され、流動している巨大な氷塊の河。

カール

氷河によって削られできた地形。「圏谷」ともいう。
立山を代表するものとして「山崎カール」をはじめ、「内蔵助カール」、「真砂沢カール」がある。また、薬師岳方面に圏谷群がある。

カルデラ

火山活動や地震による崩壊など、度重なる災害や浸食によりできた凹地。立山カルデラは弥陀ヶ原、五色ヶ原を含む大規模な崩壊地跡。

コースタイム

登山地図やガイドブックに示されているコースの所用時間。休憩を含めず標準的な男女が歩いた場合にかかる時間。
あくまでも目安なので、登山計画を立てる際には、休憩の時間も考慮し参考にする。コースタイムのプラス2時間が目安。

ピーク

山の頂上。

コル

鞍部(あんぶ)、峠、乗越(のっこし)ともいい、ピークとピークの間の一番低くなっている所。大日岳方面に向かう途中には「室堂乗越」と名前がつく所もある。

稜線

ピークとピークの間の尾根をつないだ線。
雄山に向かう際、一ノ越から稜線にでると風を防ぐものがないので風が強くあたる。風が強いと体感温度も下がるので、一枚上着の準備を。

ピストン

ひとつのピークを目指し、同じコースを通って戻ってくること。「雄山登拝」や「室堂ー奥大日」ピストンもオススメ。

縦走

いくつものピークを踏み、複数の山々を渡り歩くこと。
「大日岳縦走」「立山三山縦走」を目指そう!

エスケープ

元々は「避難・回避」の意。
本来予定のコースを何らかの事情で中断した時、最短で下山出来るコースに変更すること。「立山三山縦走」では室堂に戻るコースがいくつかあるので(大走りコースなど)、エスケープルートを事前に確認しておくことが必要。

鎖場

急な斜面や、岩壁を登るために補助鎖が固定さ ている箇所。立山では弥陀ヶ原周辺、一の谷などで見られる。

ガレ場

岩や石がゴロゴロしている箇所。
一ノ越から雄山にかけては、登山地図にも「ガレ場注意!」と記されている。

ザレ場

ガレ場より小さな小石や砂利が散らばる箇所。足下スリップ注意!

急登

急な坂道。
一ノ越から雄山までは結構な急登!かっこつけず両手を使ってワシワシと登ると少し楽に登れる。

ガス

霧、雲の中。立山では天候が変わりやすくガスがかかる事もしばしば。夏は午後から天気が崩れやすいので午前中の行動をメインに。

雪渓

雪がとけきらず、まだ残っている箇所。
立山は標高が高く、気温も低い為に夏になっても雪が残る。雄山に向かう途中、8月でも雪が残る箇所があるので注意。

クレバス

雪渓がとけだしてできた、深い裂け目。

スノーブリッジ

暖かい地面や、川の流れにより雪渓の下が空洞になっている箇所。表面から見てもわかりにくいため、雪面がゆるいと踏み抜く危険がある。

TOP