ta-taのまるごと立山日記

立山のライチョウさん

2016/05/09【ta-taのつぶやき, 2016年


 皆さま、こんにちは。

今年のGWはここぞとばかりに10連休!なんて方も多かったのではないでしょうか?
ta-taの連休はあっという間に過ぎていきました…
私も立山に上がりたかったなぁ。
「立山の一コマ」を見ながら、行った気分を満喫します。

春の立山といえば、ライチョウが見られやすい季節です。

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4/16 室堂山にて

4月に訪れた時は2回とも姿を見せてくれたライチョウさん。
この季節はまだツリ目姿の冬毛です。オスもメスも同じ姿なのでどちらなのか私には判断できません。
春の訪れとともに新芽を求めて出没します。
ハイマツが雪に覆われているこの時期が発見のチャンスです!

そして今は繁殖期が始まっています。オスは相手を探してウロウロ。
ライチョウの求愛はオスから。そしてオス同士の激しい縄張り争いも、この時期に見られます。
メスはと言うと、エサを求めてウロウロ。

ライチョウの夫婦はとっても仲よしです。
長年寄り添う夫婦も多いのだとか。

しかし、夫婦が年中一緒にいることはありません。春になると一からスタートです。
ただ、ライチョウの行動範囲は決まっているそうです。出会うべくして同じ相手に会っているのかも。
「またお会いしましたね」なのか。または同じ相手だとは気づかず「はじめまして」なのかもしれません。

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俺どう?とオスは尾羽を広げてアピール  2015/5月


晴れて夫婦になると、ここから子供が生まれるまでオスは身を挺してメスを守ります。
人前にも気にせず目立つ場所に立ち周りを引き寄せ、その後でメスがエサを食いつまみます。

俺、ココ。 5月末

「俺、ココ」 5月末


 

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「私は安心してパクパク…」尻が隠れていませんよ。 5月末

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6月も近付くとオス・メスはっきりと色分かれしています。


夫婦一緒にいるのは6月ぐらいまででしょうか。オスはフラリとどこかへ行ってしまいます。
子供が生まれるころには母親と子供たちだけで行動しています。
母親は子どもたちが大人になるまで見守り続けます。

raicho27_miniのコピー

母ちゃん強し! 7月頃


詳しくライチョウの生体を知りたい方はこんなサイトがありますよ。
「立山のライチョウ見守りネット」http://raicho-mimamori.net/jp/

このサイトでは、現在のライチョウ発見場所が一般投稿されています。
サイトの利用で発見のチャンス!
また確認された時間も気にしてみてください。次の日もその時間、同じ場所で見られるかも…!

全国からみても立山のライチョウは多く見かけられます。
立山のライチョウは大昔から「神の使い」と大切にされてきました。
そのため、ライチョウは人を怖がらないのだと言われています。

と言っても貴重な存在です。むやみに追いかけたりしないようta-taからもお願いします。

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