ta-taのまるごと立山日記

6/5 人形山と三ヶ辻山

2016/06/28【立山だけじゃない!ー富山の百山ー


滞っておりますブログにようやく手をつけたta-taです。
梅雨に入り、雨も長続きするのかと思えば続かない。冬の雪の少なさから低山に雪がなく歩きやすいことは嬉しいことですが、河川の水量が少ないように感じる今日このごろ。山小屋の水不足も心配されているようです。


それでは、3週間も前のこと。6月5日、人形山(1,726m)・三ヶ辻山(1,764)
【にんぎょうざん・みつがつじやま】へ登った日のお話です。
今年は残念ながらもう登ることができません。開山日の翌日から林道が工事により閉鎖されました。


この山は世界遺産の五箇山が登り口。南砺市と岐阜県の県境に位置しています。
両方のピークを全て回ると、コースタイムは7時間50分。三ヶ辻山を回らなければ6時間40分。
宿泊施設はなく、長丁場な日帰りコースです。
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概要は、まず鳥居のある宮屋敷跡(1,618m)を目指します。傾斜の強い上り坂を2時間半上り続けます。
辛いなーと思いますが、調子のいい所に休憩場が2箇所。ここを頑張って上りきれば展望の良い宮屋敷跡につきます。
そこからアップダウンを繰り返し、1時間ほどで三ヶ辻山と人形山の分岐地点へ。そこからは気持ちのよい稜線を30分程歩くと人形山へ到着。分岐地点から三ヶ辻山頂上までは40分ほどの稜線歩きです。狭くて急な道は、つまずいたらたら、いい距離を落ちるよね〜と思わせる急な傾斜のある山道です。



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登山口  
登山口側に水が出ています。冷たーくもありませんでした。

登山口へは車で。温泉宿の五箇山荘を通り過ぎ、田向集落に入ると湯谷橋(黄色い橋を目印)の手前を左へ。そこからは川沿いの砂利林道をひたすら上がっていきます。たまに車の腹をガコッとこすります。
不安になる林道を走ると中根山荘という(少し不思議な建物、使用されていないそうですが。)まで来ると登山口側の駐車場に着きます。

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この日は開山日であり、多くの車が停まっていました。50台近くあったのでは?? 
登山道整備の協力費500円を収めると人形山のオリジナル鈴がいただけます。(大事、大事)


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上りの始まりです。いい具合の傾斜が続きます。足元はお膝に優しい落ち葉の柔らかいふかふか道。
下りの体への負担も心配もなさそう。

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第一休憩所

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再び頑張って登り続けると第二休憩所
ここには富山県で一番大きいとされる「ドウダンツツジ」がいます。この時は見頃でしたね〜。

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登山道には他にも落ち葉を押し上げ、這い上がるように「ギンリョウソウ」がいたるところに出てきていました。
(気持ち悪いけど、カワイイ…)

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「アカモノ」

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「ツバメオモト」などなど

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頑張って上りきると、ひとつ目の目標、鳥居のある宮屋敷跡。
ここには権現堂が立てられ、修験者たちが修業した場所だとか。
史跡・名勝・天然記念物に指定されているそうです!
景色は残念ながら雲の中でしたが、槍や穂高などの景色が広がるそうです。
ココを目標に下山してく人も多くおられました。

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ここからは木々は低くなり展望も見えてきます。
標高が高くなると少し空気も変わり、涼しい風が吹いていました。

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目の前に見える三角の山が三ヶ辻山です。分岐まではもうひと踏ん張り。

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三ヶ辻山から右方向の先っちょに人形山。
人形山は別名「ひとがた山」とも呼ばれ、幼い2人の姉妹が神様のお告げによって病の母を治す温泉を見つけ出しました。その御礼に神様のいる霊峰に登り、そのまま帰らなかった。
山に残る雪の形がまるで姉妹が手をつないでいる様子だと言って名付けられたそうです。
(なんか切なすぎますっ。 まんが日本昔話でも人形山のエピソードが作られ放送されたとか。。)

その2人の女の子はーーー、どこだかわかりません。雪渓自体どこにもないし!
この時期残雪が多く残りますが、やはり今年が雪が全くありません。

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分岐点までアップダウンの繰り返し。

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稜線に出ると、南砺市の山深い山峰の風景が見られます。

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三ヶ辻山との分岐点。広場になっていています。南砺市の山峰から白山など、展望の良い休憩ポイント。

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人形山へと続く稜線歩き。

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広場の手前、ココが山頂。登頂名簿が置かれています。

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山頂広場にて。い〜い姿勢です^ ^

山頂は肌寒く、長居できず。分岐に戻って三ヶ辻山を目指します。
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写真ではわかりにくいですが、かなり急です。下りを想像すると「やらしいな〜」って感じです。
人の多かった人形山とは違い登山道の様子は何やら静か。刈られたばかりの笹が道を覆っています。
日陰で涼しい場所なのか、ショウジョウバカマなど春先の花がチラホラと見られました。

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三ヶ辻山の頂上。5〜6人ほどの広さがる頂上。
眺望はほどほど。山頂に向かう途中の風景はとてもキレイでした。
下山するとこの日は開山日。ふるまい鍋が配られ、心地よい疲れに染みわたります。
しかし、ブヨが舞う季節。立ち止まっていると噛まれるので落ち着いて食べられませんでした。

今回あまり眺望は望めませんでしたが、歩きやすくて充実したとても面白いコースだなと感じます。
翌日から閉山してしまった人形山・三ヶ辻山。この日に登られた方々が最後でした。
工期は11月まで。天候によっては工期が延びるそうです。
願いを込めて、また来年。


下山後は五箇山荘で日帰り入浴。山の近くに温泉があるのは嬉しいですね〜。
2016

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